子どもにとってお絵描き(表現)することは生活そのもの
と尋ねると、「うちの子どもは絵が得意ではないから・・・」
という方は少なくありません。
もちろん子どもにもそれぞれ得手・不得手があり、
アートが好きな子も嫌いな子もいます。
ですが大抵の場合、子どもがアートを苦手と感じる背景に
否定的な評価を受けたという背景があります。
「この子はお絵描きの才能はあんまりないみたいだね」
「何だかよく分からない絵だね」
「お絵描きより体を動かす方がいいんじゃないの?」
「妹の方が上手だね。お兄ちゃんの方はお絵描きの才能には恵まれなかったみたいだね」
どれも身内ならごくごくありふれた会話です。
そして子どもが小さいほどに、
大人は子どもの前でこう言った会話をしがちです。
まだ言葉は分からないだろうから・・・
そんな風にとらえて、ポロリと本音をこぼしてしまうのでしょう。
でも子どもは言葉が理解できなくても、エネルギーで感じています。
(どうやら褒められてはいない様だ・・・)
そうなると感受性の高い子どもは特に、お絵描き(表現)する事を嫌がるようになります。
子どもにだってうまく描きたい!思い通りにお絵描き(表現)したい!
って気持ちがあるのです。
だから馬鹿にされたり、否定的な言葉をかけられるのだったら描かない方がマシになってしまいます。
子どもにとってお絵描きは生活することと同じ
でも子どもは大人と違って語彙も少なく自分を表現するにあたって言葉だけでは不十分な所があります。
それを補うのが言葉以外の方法であるお絵描き(表現)なのです。
うまく言えない事も、色やタッチ・形や大きさなどにより、子どもの内的な世界をアートは豊かに表します。
たとえうまく描けなくても、お絵描き(表現)する事によって心の中が整理されたり、スッキリしたり、落ち着いたりします。
これは大人が誰かに話を聞いてもらってスッキリしたり、落ち着いたりするのと同じ効果です。
大人は手段を色々と選べます。ですが子どもはそうもいきません。
だからこそ身近にあるお絵描き(表現)が日々の心のバランスを整え明日の活力にもなるわけです。
是非お子さんにお絵描き(表現)する機会を与えてあげてください。
最初はうまく描けない事に苛立ったり、何をお絵描き(表現)していいのか分からなくても大丈夫!!!
お母さんもぜひ自分の下手な絵を披露してあげてください。
大人もうまくお絵描きできなくても、お絵描きしていいのです!
それを見て、子どもは嬉しくなります。
(なんだか楽しい!)(自由にかいていいんだ)(お絵描きはおもしろい!)
子どもは大人よりずっと順応性が高く、変化が顕著です。のびのびお絵描き(表現)する環境があり、評価しない態度でいる事が感じられ、安全が保証されれば、子どもは自由に内的な世界をアート(表現)しだします。
最終的には、私たち大人がびっくりする程独創的で、ユニークなアート表現をする事もしばしばです。
日常の中で頑張って適応している子どもたち!アートの中だけでも、のびのび自分を出せる場所になるといいですよね。
子どもはみんなアーティスト!!
あつまれ未来を担う子どもたち❤
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