過食嘔吐について

過食嘔吐|克服後の日常

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過食嘔吐を克服後、すぐの日常と気をつけていたこと

過食症が治った直後は、毎日の様に今日は過食したくなるかもしれない・・・・と思っていました。

過食嘔吐が治るまでのプロセスはこちらで

 

毎日過食嘔吐する日もあれば、2〜3日に1回のこともごく稀にあったので、「たまたま過食嘔吐せずに済んだんだな」と思う日々が続きました。

 

過食症のまま一生を終えていくのかもしれない・・・・と思い、毎日過食嘔吐をどうやって克服しようかと考えていましたが、過食嘔吐の克服前後は明らかに過食嘔吐以外のことに意識が向いていました。

 

それは主に自分自身の心の内側のことでした。

 

それまで過食嘔吐になったのは彼氏のせいだと思っていましたし(彼と付き合わなければ過食嘔吐にならなかった)、タイミングが悪かったのだと思い込んでいました。

 

つまり自分は何も悪くなく、原因は周囲や他者にあると思っていました。

 

それが過食嘔吐を克服する時は、ハッキリと私に原因があるのだと、しっかり自覚できていたのです。

 

この事実はとても恥ずかしく感じるものでした。というのも今まで人のせいだと思って被害者意識で過ごしていたのに「本当は全部の問題は自分でした」というオチだったからです。

 

まだ過食嘔吐を克服していない皆さんの中にもありませんか?

 

過食嘔吐になった原因は世間のせいだ

親のせいだ

他者のせいだ

そんな周囲を責める気持ち・・・。

 

「あんなことさえ無ければ・・・・・過食嘔吐なんて絶対ならなかったのに・・・」

 

過食症克服後の日常

 

私にとって事実を知ることは大きな痛みを伴いましたが、その代わりに過食嘔吐を克服できました。

 

だからこそ来る日も来る日も、内面をどうにかすることに意識が向かっていました。

 

なぜなら勝負服だと思って外出していた服が実は後ろが破れていて、とっても恥ずかしい状態だったことに、鏡を見てやっと気が付いたという状態に似ていたからです。

 

真実を知ることの怖さが引き起こした過食嘔吐という症状。

そんな風にも言えるのかもしれません。

 

もちろん克服後に、食べ過ぎて成人女性の1食分を遥かに上回る量を食べることもありました。

 

その度に罪悪感が湧き、自己嫌悪に陥りましたが、その感情に浸り過ぎない様に注意しました。

というのもそこに拘り過ぎていた事自体がバランスを崩す原因に繋がっていたと直感的に思っていたからです。

 

過食嘔吐を克服できるか出来ないかに向けていた注意を全て心の内側やアートセラピーを学ぶことに向けた様な感じです。

 

その他には今までは全く関心が向かなかったテニスをやってみたり登山をしてみたりと、体を動かすことに積極的になりました。

 

このスポーツたちは、本当にしたくてしていると云うより時間潰しだったり、気を紛らわせるための行為だったので長続きはしませんでした。

 

でも克服後の不安定な心ながら、自分の内側を見つめていた当時の私にとって

良い気晴らしになりました。

 

 

過食嘔吐を克服後|食事の量と現在

過食嘔吐を克服する前は食べる量に、もの凄く注意を払っていましたが、克服後は食べる量を気にしない様にしました。

 

 

過食嘔吐に纏わることを一切意識から除外した様な感じに近いかもしれません。

 

私は過食嘔吐を克服してから19年ぐらいの歳月が流れていますので、食事量は様々な時があります。

 

過食嘔吐を克服した直後は成人女性の4食分ぐらいの量を1日に食べていました。というのも沢山食べる癖がついていたので三食ぐらいだと物足りなかったのです。

 

ですから当然太りましたし、最初の1年は体重増加への心の揺れは当然ありました。

それでも体重計に乗らず嘔吐せず

過食嘔吐の事を考えそうになる度に「それよりも心の歪みをケアしよう」と気持ちを切り替えました。

 

考えても、どうにもならないことを考えないという感じに近いかもしれません。

というのも克服して間もない私の心は揺れやすく、過食嘔吐が治ったことを客観的に受け止められるほど整理されていなかったのです。

 

克服から1年後ぐらいには食欲も落ち着き、満腹感を感じられる様な状態まで回復していきました。

そう・・・一年後には過食症を発症する前の元々の体重である45キロぐらいに自然と落ち着いていったのです。

 

でも、克服後1年間の中で50キロぐらいになっていたこともあると思います。

過食嘔吐克服後の1年間は、体重計に乗らなかったので確かめようがありませんが、明らかに丸くなりましたし、服のサイズも変わっていました。

 

脂っこい物を好んだり、ジャンクフードを食べてたくなる衝動も収まり本当に以前の味覚が戻ってきた感じでした。(味覚音痴になっていて幾ら甘いものを食べてもムカムカすることが有りませんでした)

 

食べても食べても満たされない過食症克服前の状態から、食べたらちゃんと「お腹がいっぱい」と思える様になり、あっさりしたものを好む味覚が戻ってきました。

 

それでもこの19年の中で勿論体重が増えたり、ベスト体重から程遠い状態になったことは1度や2度ではありません。

現在も「うゎー食べすぎ!」と思うことは沢山あります。

 

じゃあ、その時々をどう過ごしてきたのか・・・と言いますと、

「冬の時期が来た」と、やり過ごす。というのが端的に表せる言葉です。冬になると生き物は脂肪を蓄えようとします。

 

それは厳しい冬に備えようとする生き物の自然な姿です。そして季節が巡り春が来たら冬に備えようとしていた食欲は鳴りを潜め、新しい季節の到来にワクワクしています。

 

 

つまりせっかく過食嘔吐を克服したのにまた過食嘔吐になっちゃう???という心配にエネルギーを向けるのではなく、この異常な食欲も四季の様に過ぎる・・・変わる・・・と信じてやり過ごしたのです。

 

 

過食症を克服後|今からできる心の準備

 

現在、過食嘔吐克服に向けてチャレンジしている方は、克服してからいきなり何事も無かった様な精神状態、食欲、体型になると思わない方が懸命です。

 

一度は膿を出す如く、太ってしまうことも心の準備としてあった方がいいと思います。

 

これを読んでいる人はきっと「それが嫌なんだよ!絶対太りたくない!」ということを思う人も多いと思います。なぜなら私がその一人でした。

 

絶対太りたくなかったし、太らずに克服する方法を探しているんだ!

 

と強く思っていました。でも太る自分を許容できる「わたしがいる」と考えるとどうでしょうか?

 

今は太ってしまうことが100%許せないし、考えられないけど太ってしまっている自分すら受け入れているわたしがいる・・・・

 

こっちの方が居心地がよくなりませんか???

 

自分が愛されている感覚が起きませんか??

 

物事に絶対という言葉は当てはまりません。

絶対にしてしまうと苦しくなります。

克服後太ってしまうかもしれないし、案外変わることなく以前の自分に戻るかもしれない・・。その心の幅を持っておくことは、過食嘔吐克服後の再発に大きく関わると思います。

 

だって

「これ絶対食べちゃだめだよ」って言われて目の前に置かれたら余計に食べたくなりませんか。

「食べて欲しくないけど、どうしても食べたい時は食べてもいいよ」と言われて目の前にある方が子供でも我慢できるケースが高いのです!

 

また過食嘔吐しちゃうかもしれないけど、「どうしても過食したかったらいいんだよ!」っていう幅を用意しておく。これが過食嘔吐を再発させずに克服街道まっしぐらに突き進む道なのではと思っています。

 

 

そして、「太る自分を許容できるわたし」を育てることは、過食嘔吐克服のプロセスには欠かせないものかもしれません。

 

もしそんな自分になれるのなら・・・と思っている方はアートセラピーをぜひお試しください!

 

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●アートセラピーについて

 

●過食症になる原因はココにあった!

 

●過食嘔吐克服後に気をつけたいこと まとめ

・体重が多少増えても慌てない

・どうしても気になる人は体重計にのらない

・体型が際立たない服を身につけ過食嘔吐したくなる状況を減らす

・過食嘔吐以外に自分が夢中になれることを探す

・克服後の自分に優しい視点をもつ

 

 

 

 

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