子供嫌いで何が悪いの?子育てなんかしたくない!
20代当時の私は子供嫌いが酷く、ましてや子育てなんて絶対無理!と思っていました。
子供や赤ちゃんをカワイイという人に対して
本気で「?」と思っていましたし、演技なのでは?と思っていたぐらいです。
幼稚園や学校の先生に対しても、
子育てなどどいうストレスが溜まりそうな職業を選んだ可愛そうな人扱い(^◇^;)
本当に嫌いでした。
特に泣いている子供嫌いで泣いている子を見ると思わず顔を背けました。
子供嫌いな理由は
1、自分本意に泣く
2、わがまま
3、うるさい
4、思っている事を何でも口にする
でした。
これは子供の良さであり特徴だと思います。なのにこの特徴が苦手だったのです。
ですから、結婚願望はあっても絶対に子育てはしなくないと思っていました。
こんな子供嫌いが子育てをしたら子供が不幸になるし、子供を持たない事が社会の為だと思っていました。
子供嫌いは、自分も嫌い?子育てとは自己との出会い
子供嫌いでも生きていけますし、子供嫌いだからと言って精神破綻者という訳ではないと思います。
子供嫌いな人も十分に社会の中で有意義な生活を送られ、社会貢献もしていらっしゃると思います。
ですから子供嫌いなままで生きていくのを私は否定しません。
それは個人の自由ですし、好きにならなきゃいけない義務も無いと思うからです。
ですが
私の様にあわよくば子供好きになれたら・・・
子供好きとまでは行かなくても子供嫌いを卒業できたら・・・
そんな風に思っている方には方法があります!もしよかったら是非試してみてください!
先ずは先程挙げた様に子供に対してイヤだなと思う所をどんどん書き出します。挙げたリストと同じ様になる必要はありません。思いつく事を書きます。
出来るだけ沢山挙げて見ましょう!
さあ、どうでしょう?どんなリストができましたか?リストに上がって来たモノはあなた自身の特徴と合致していませんか?
先ほどのリストを例に挙げ一つ一つ確認してみましょう。
☆子供嫌いな理由
1、自己本意に泣く
私にはとても自己本意なところがありました。いえ、今でも自己本意です(・_・;)そしてその私自身が大嫌いでした。
ですから必死にそうならないように気をつけていましたし強く戒めていました。
だから自己本意に振る舞い泣く子供が無性に許せなかったのです。
2、わがまま
これまた耳が痛いフレーズですがよく「わがまま」って言われてたんです。
特に親・兄弟に言われていました。
加えて親・兄弟に嫌われていた(と強く思い込んでいました)ので、我が儘は
嫌われる。しかも大事な人から嫌われる。愛されない。
そんな風に思っていました。
なので、わがまま=悪でした^^;
わがままな人は人に迷惑をかけ、嫌われるから
わがままな自分も絶対に変えなくてはいけないから、
注意を払い、我儘さが飛び出ない様にしていたのです。
3、うるさい
これもよく子供時代に言われました。
私の声は大きく、うるさく、顰めっ面を度々されていました。
なのでうるさいと言われない様に声のボリュームを調整する努力をしてました。
それなのに子供だからと言って
大声でわめく、騒ぐ、はしゃぐ!!!
もう許されない事でした。
はぁ〜〜ここまで書いてきた中でどんだけ許せないという言葉が出てきてるでしょうか?
重いですね(-。-;
4、思っている事をなんでも実行する
子供って思いつきで行動し、思いつきで出来ていると言っても過言ではない生き物!
私もその子供と同じ様な性質があり
思いつきで喋ってしまい・・・
思いつきでやってしまい・・・
オチは怒られたり、「ズケズケ言い過ぎ!」と
怒られる事も度々ありました。
なのに子供ときたら!!!!思いつきで話し・行動する生き物!
しかも子供だからと笑って許される。
キィーーーーーー!!許せませんでした。
とまあ
こんな感じで全ての項目が合致していたのです。
みなさんが挙げたリストはどうでしょうか?
自分の受け入れられない所がリストにそのまま載っていませんか?
もし素直にそうかも・・・
と思える人は既に快方に向かいつつあるのかも・・・・。
逆に「絶対に私はちがう!」
って思う人は要注意かもしれません。
その状態で子育てすると受け入れられない自分と、
「子供に罪はないのに・・・」という罪悪感との板挟みになり
益々ストレスフル状態になりがちです。
子供嫌いは冷たい人でも、子育てできない人でもない!
じゃあ、子供嫌いな人は子育てする事が出来ない人なのでしょうか?
というと違うと思います。
子供嫌いなのに子育てする機会に恵まれてしまった人は子育てを通して嫌っている自分と向き合う機会が与えられた人だと思うのです。
今まで棚上げしてきた自己と向き合い、目を背けたくなる側面と対峙し、そんな自分を受け入れる機会が与えられた人。
子供嫌いなのに子育てをする機会に出会っている事実、、、
それがとても意味のあるもので子育てするべくして子育てしている・・・。
そんな状態なのではないでしょうか?
私は子育ては絶対無理だと思っていたタイプなので結婚したら2人だけの生活を楽しもうと思っていました。
子供を可愛がれない事実を見たくなかったのです。
それこそ罪悪感でどうにかなってしまいそうでした。
そしてラッキーな事に
「子供嫌い」という気持ちが氷解してから子供に恵まれました。
その一方で
子供嫌い!苦手!
だけど、
愛する人から望まれたから断りきれずに産んでしまった・・・。
もしかしたら好きになれるかも?という淡い期待から
出産に至ってしまった!
という方もいると思います。
その場合の
解決策は「自分と向き合う事」です。
子供の嫌いな所のリストを自分に当てはめ
一つ一つ丁寧に付き合ってあげる・・・。
もし可能なら専門のセラピストにお願いするのも良い手段です。
アダルトチルドレンの専門家などがあなたを癒してくれるかもしれません。
お金をかける余裕はないよぉ〜。
という方には
毎日ほんの短い時間で構いませんので自分の為だけの時間をつくります。
時間は30秒〜5分。
入浴中や、トイレの中、電車の中でも構いません。
内面の世界に入れる時間を取りその時間は今している呼吸に意識を合わせます。
鼻から入ってくる呼吸、そして体をめぐって口から出ていく呼吸に意識を合わせます。
これは所謂瞑想と云うものです。
瞑想は現在マインドフルネスとも言われグーグル社でも社員のメンタルヘルスケアとして取り入れています。
時間はもちろん長い方が良いですが無理して出来なくなるよりは、短い時間でも毎日する事・続ける事の方が効果が期待できます。
「まるっきり集中できなかった!」と思っても大丈夫です!
うまくできた様に思えなくても、続けている人と全く遣らない人とでは
ストレスの感じ方にかなりの差がある事が判っており何らかの形であなたの日常によい変化をもたらします。
私が毎日行っているお絵描き瞑想もいいですが、こちらの方が道具が要らないので今すぐ始めたい方にオススメです。
私はアートセラピーを勉強する事によって偶然、子供嫌いが緩和され、子供との時間を楽しむ事ができる様になりました。
じゃあ何がきっかけで治ったのか?
といいますと
上記にあげてきた様な大嫌いな自己をほんの少し認められるスペースができたお陰だと思います。
声が大きいのも、我儘なのも、自分勝手なのも本当に受け入れられない事でした。
もしかしたら一般的にも直した方がいいのでは?
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですから今でも正直にいいますと「やだな〜〜」と思う事がありますし
「気をつけよう」と思う事があります。
ですが以前の様に絶対許せない!
という様な気持ちは無く、
「うん。そういう所あります(^◇^;)」
という様な感じで自身の子供っぽい特徴を許せるスペースが心にできました。
今悩んでいる方も
嫌いな自分を好きになる必要はないのかな?
って思います。
ただ嫌いな自分も心の中に存在する居場所をつくってあげると
子供嫌いな自分を緩和させるのに役に立ちそうです。
私はアートセラピーを使って嫌いな自分を見る事を通して子供嫌いから解放されました。
意識しなくても絵には今必要なものが出てきますので
(こうやって書くとなんだか怖いですね^^;)
もし皆さんが絵を描く事が嫌いではなかったら
アートセラピーを使って子供嫌いと向き合うのもいいかもしれません。