「母親がストレス」シリーズ2「母親が好きになれないストレスから自由になる10の習慣」からの続きになります。最初から読みたい方はこちらからご覧下さい。
合わない母親|受けたストレスをケアする解消法(マインドフルネス/片付け)
自分をケアする方法を色々試してみましたがアートセラピー以外に、
一番効果を感じられたのは瞑想と片付けでした。
今はマインドフルネスとも呼ばれ医療の現場でも導入されつつありますが
私が始めた18年ほど前は瞑想というと、微妙な顔をする人がちらほら居ました。
現在は、一般的な社会生活を送られている方で興味を示す人がいたり、
グーグル社やIBMが社員ストレスマネジメントとして取り入れる様になったので市民権を得つつあります。
マインドフルネスは難しく捉えている方が多いのですが、変わりゆく景色を眺める様に心の移り変わりを呼吸と共に見ているのが瞑想です。
これを1日1時間するのが理想的なスタイルになります。
最初は1時間のマインドフルネスがキツイ方がほとんどです!そんなときは短時間でも大丈夫です!
1日にマインドフルネスを5分するだけでも、メンタルヘルスに効果がある事が科学的に証明されているそうです。
そして片付け。これも母親を好きになれない私には大変効果がありました。
もともと母親が片付けられない人だったので、その遺伝子をそっくり受け継いでしまっている様な自分のセルフイメージも最低でした。
片付けて部屋を自分でコントロールできる様になった事は母からの精神的呪縛からの自立でもありました。
加えて整った部屋をみていると自然と心の平安も広がります。
部屋を見るたびに起きていた自己嫌悪と片付けられない母親の連想は、視覚の暴力に繋がっていました。視覚からの暴力を緩和させるために部屋を片付けると同時に自分の気に入ったものしか置かない様にしました。
すると不思議な事に合わない母親を嫌いな自分を許せる様になっていったのです。最初はなぜ?どうして?という????でいっぱいでした。
もちろん精神安定のために行った片付けでした。でも、あわよくば片付けをする事で母が片付けに目覚めてくれるかもしれない・・・
あの汚部屋を何とかしてくれるかも・・・
そんな期待がありました。
それらはことごとく打ち破られました。
母は全く変わらなったのです。
最初はガッカリしていました。
母が好きになれない理由の一つにだらしない。
片付け下手。
物を捨てない。
というのがあったからです。
でも自分は片付けられるようになり、捨てられる様になり、部屋を整える事が出来る様になったとき、母はこのままでも仕方ないかな・・・そんな風に思える様になっていました。
そして後で知った事ですが、片付ける事は自分のココロの中の大切なものを改めて取捨選択する事につながるので、今の自分に必要な考えだけが自ずと残されていきます。
その事が自分のココロを整理し、母親にとって受け入れられない子どもであった自分を赦しケアする事に繋がっていったのです。
合わない母親|好きになれない事に罪悪感を覚えた時に試したい8つのステップ
1 合わない母親の嫌いな所を嫌いな色の折り紙に書き出す(何個でも可)
2 合わない母親のいい所を好きな色の折り紙に書き出す(何個でも可)
3 自分の嫌いな所を苦手な色の折り紙に書き出す(何個でも可)
4 自分の好きな所を好きな色の折り紙に書き出す(何個でも可)
5 合わない母親の嫌いなところ、好きな所を書いた紙をビリビリに破く。
6 自分の嫌いなところ、好きな所を書いた紙をビリビリに破く。
7 破いた紙を使って白い紙に好きな様に貼り付けコラージュする
8 コラージュ作品をみて思いつく事をなんでも書いてみる。
母親と合わない事をゆるす|別の人格の持ち主である事を思い出す
母親が好きになれないと「悲しい」と感じる子供が多いと思います。
合わない母親を好きになれない事実をシリアスに受けとめ、どうにか好きになれないものかと悪戦苦闘してきました。
もしこれを読んでいるあなたがそんな想いに取り憑かれている一人だったら
母親には母親の人生がある。
身内でも、こんな風に心の距離を置いた視点を取り入れる事がオススメです。
「母が変わるのか?」
「私が変わるのか?」
さあどっちなの?
というよりは、母親は変わらない。そして私も変わらないという視点です。
私はどうやっても合わない母親を前に打ちひしがれた事があります。何度もなぜ分かり合えないのか?どうしてこんなに価値観が合わないのかと涙したことがあります。
よい子供を演じてみたり、
反抗的な子供になってみたり、
無関心な子供になってみたり、
一緒に変わろうと励まし系?になった事もあります。
でもそれは私が望んでいる事であり、母の望みは母だけのものだったのです。
母親に変わってほしい所は山のようにある。
でも母はこれまでもこれからも変わらない。
今のままだろう。
私も変わらない。
私も今のままだろう。
自分の中にある正しさを握りしめ、それを母親に押し付け「お母さんはこうあるべきだ」
と突きつけてきた事に気がついていくとき、合わない母親にされて嫌だった事を自分自身がしてきたことに出会います。
もっといい子になりなさい
言う事を聞きなさい
いいからやりなさい
あんなに嫌だっだのに自分も同じ人間になっている・・・。
今までされた事を返してやるんだ!
そんな考え方もあるでしょう。それで幸せになれるのならそれも一つの方法かもしれません。でも自分の人格を尊重したいのなら、合わないと思っている母親の人格も尊重するのが一番です。
合わない母親からされて嫌だったことを誰かにするとき、自分自身にもその矢が放たれています。
だから私たちは誰かを叱責した後はすっかり消耗してしまうのです。そして落ち込んだり、罪悪感にかられます。
変わらない母親を許しはしなくても許容する時、母親を好きになれない自分も許容できた気がします。
私がこの方法を知ったのは偶然の産物ですが、意識して「母親を好きになれない」自分を許すと心が安堵していくのが感じられます。
母親に合わない自分を赦していく7のステップ
- 目を閉じゆったりと腰掛けます
- 頭の中で母親の好きになれない所、されて嫌だった事、を思い浮かべます
- それら一つ一つに対して「そうだね」「嫌だったね」と同意します
- 自分が本当にして欲しかったことをイメージし口に出します
- それら一つ一つに対して「そうだね」「そうして欲しかったね」と同意します
- 最後に深い深呼吸をし「母を好きになれない自分を赦します」と心の中でイメージします。
- 好きになれない自分を赦せるかも?と感じたら「今まで頑張ってくれてありがとう」とお礼をいって目をあけます。
どうでしょう?
上手くできましたか?
最初は別な考えが浮かんできて、もしかしたら難しいかもしれません。そんな時はイメージを色や絵にしていくのもとっても効果的!!
この手法はアートセラピーを使っての作業になりますが、ご自分でやってもイメージの視覚化として十分に役に立つと思います。
気になる方はぜひトライしてみてください!
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